栃木 那須温泉 石川荘&那須湯本温泉
那須湯本温泉にはこれまで何度も行っていますが、その少し手前、一軒茶屋の西側にある那須温泉は、今回が初めての訪問になります。
数か所ある宿泊施設の中から選んだのが、湯が良さそうでリーズナブルな料金設定だったこちらの石川荘
小規模な旅館で、部屋もこじんまりとしていますが、ちゃんと縁側が設けられていました。
お風呂は2か所あって、小さい方の浴室には
2~3人用の湯船があり、無色透明、淡いレモンのような酸っぱい匂いとうすい塩味を感じる少し熱め(実測:43.8℃、pH3.3)の湯が掛け流されています。
大きい方の浴室は細長い脱衣場で(ピンボケですみません)
15人ぐらいが浸かれそうな湯船の真ん中あたりに柱があります。
実測すると、左側が41.5℃、pH3.7、右側が46.8℃、pH3.0、手前側の蛇口から加水されているためか温度とpHに違いがありましたね。
掲示されている平成22年3月の分析書では泉質は単純温泉となっており、硫酸水素イオンの数値がわずかに0.6mg記載されているだけです。
重ねて貼られていた平成8年12月の分析書では、成分数値こそ見えませんでしたが、泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)と記載されていました。
この間、源泉に変わりがなく、pHの数値や匂いなどから推測すると、平成8年12月の分析書の方が実態に近いように思えますが、どうなんでしょうか。
翌日には、那須湯本温泉にある殺生石を見てきました。
正面に見える山肌の左下にある、注連縄がかけられた石が殺生石です。
いわゆる地獄地帯の一角にあるのですが、火山ガスの噴出も少なく木道が設置された園地になっており、快適に散策することができました。
散策した後には、那須湯本温泉の元湯である鹿の湯で汗を流します。
こちらは那須温泉とは異なり、白濁した硫黄泉を味わうことができます。
内部の写真を撮ることはできませんでしたが、源泉が流れ出し白い湯の華が沈澱している前の川と同じような感じでしたので、想像してみてくださいね。

<那須温泉石川荘のデータ>
1 訪問日 令和元年11月上旬
2 料 金 素泊まり 4,600円
3 泉 質 単純温泉(石膏系です。)
4 満足度 ★★★★
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